いきなりブログをどうしても作りたくなり勢いで作ってみた。
といってもこれが初めてのブログというわけではない。
これまで何度もブログをやろうとしては、やがて気に入らなくなりすぐにやめてきた。しばらくして思い直し、心機一転、再開したもののまたすぐやめて。もうこれで何回目だろうか。数え切れない。
ぐだぐだ同じところでつまずいているのは精神衛生上よくない。
なぜブログをすぐにやめてしまうのか。
ブログが気に入らないというのは、わたしの場合、ようするに自分が気に入らないのだった。自分に自信がない。こんな自分を人に見せては恥ずかしい、という強烈な思いがある。
そんな考えを持つにいたった理由として、おもに親の教育があったと思う。
日々、あれはダメこれはダメと、ダメだしばかりされる。
どれだけ、自分なりに考えてダメじゃないようにやってみても、また別のダメだしがくる。結局どうしようもなく、行動停止に陥ってしまう。
「いい方法」ではなく「ダメじゃない方法」を探そうとする心理
成長してからも、いつまでも子供のときからの考え方の癖が抜けず、どうしても「まずはダメじゃない方法を見つけよう」としてしまっていた。
だけど大概の場合、絶対的な正解なんてないのだった。
たとえば、ブログの場合「ちゃんと本気でやるなら本名でやらなくてはいけない」という人がいる。
一方、ハンドルネームでブログを書いていて、大人気のブログになり書籍化されたりする場合も多々ある。
結局人それぞれというか、どっちもありなんだろうと思う。自分にあった方法を自分で選び取ってやっていかなくてはならない。
「自分で決めて良い」と自分に許可すること
自分にあった方法を自分で選び取っていく、生きる上でそんなことは、みんな当たり前にできていることかもしれない。
だが「自分のことを自分で決めて良い」という、ただそれだけのことを、自分に対して許すことは、わたしにとってはちょっとしたチャレンジだった。
他人がどれだけ親身になってアドバイスをくれているのだとしても、必ずしも言うことを全部聞かなくてもいい。
誰も(親ですら)自分の人生に責任をとってなどくれないのだから。
物事が続かない理由。
結局、ブログに限らず物事が続かない理由は、単純で、ようするにやりたくないから、我慢しているからなのだと気づいた。
- やりたくないことを我慢してやろうとするから。
- やりたいことをやらずに別のことをしようとするから。
たとえばわたしはデザインがかっこいいブログが作りたい。
でもかっこいいデザインができてからやろう!とすると、本文がなかなか進まないわけである。
そこで、ブログで大事なのはコンテンツ(中身)なので、まずは中身をちゃんと毎日投稿して、更新が軌道にのってから、少しずつデザインも修正していけばいいじゃないの、というアドバイスがあった。
ただ、わたしの場合は、自分が気に入らない見た目のブログを見るのが苦痛になり、軌道に載るまで中身を書き続けることができなかった。
だったら、もう。効率が悪かろうと、まず気に入るようにやるしかないでしょう。
で。ブログデザインやってみた。
あんまりデザイン自体に懲りすぎて時間がかかると途中で辞めてしまうということも経験済みだったので、とりあえず一日でできる範囲で作ってみた。
そしてアップロードした。
やった!
そのあと多少気に入らないところがあったので直してみたりしてるあいだ…。
Twenty Fourteenというワードプレスの新しいデフォルトテンプレートが入っていたのに気づいた。
ためしにプレビューしてみたら。
自分が一日かかって作ったオリジナルのテーマより、そっちの方が断然かっこよかった…;;;;;
ということで!
デフォルトテーマで運営を開始することにした(笑。
今後はここからちょっとずつ改造していく予定。
でも、そういう無駄な紆余曲折が人生の醍醐味じゃないのかと思う。
結果だけ見てしまうと、自分でオリジナルテーマを作ろうとしたことが無駄に思えたりするかもしれない。けれど、いろいろ試行錯誤して「やっぱりこれがいい」と自分で納得して進むことはとても大事だと思う。その納得はひとのいいなりにやっているだけでは得られない。
人生の時間は限られているし、他の人の都合もあるので、何でも自分が納得できるやり方を自分のペースで見つけながらやっていくというわけにはいかない場面もあるかもしれない。
でも、わたしは思うんだよ。人からショートカットを聞いて、ただそれをなぞるだけの人生なんて「つまらないじゃないか」!!
ところが、そこがうちの親なんかはショートカットが大好きみたいで「効率よくできた」「得した」というのが喜しいみたいだった。
でも、わたしはそういうタイプじゃない。
自分で納得いく人生を送りたい。可能な限り。
というわけで、ようやくすこし気に入るブログができそう。
うれしい。
ところで。最近今更ながらテレビドラマの「相棒」にはまっているのだったりする。今、シーズン12も放送中だけれど、過去のシーズンも少しずつ見ているところ。
有名だから知っている人も多い番組だと思うけれど、よかったら見てね。おすすめ(笑。
水谷豊演じる主人公、杉下右京さんの口調がたまらないのですよ。癖になる。ていうかもうなってる(笑。
そんなわけで今日の教訓を右京さん風(?)につぶやきたい。
何をやるにしても、どこかに自分の知らない絶対的な正解があるのだと思って、まずそれを探してしまうのですよ。僕の悪い癖。
右京さんの、「自称」悪い癖は事件解決の役に立っているので、直さなくていいと思うけれど。
わたしはこの「悪い癖」は直したい!
誰からも絶対ダメだしされないような方法などはない!
結局。シンプルな結論。
ようは自分のブログなんだから、自分の好きなようにやればいいんじゃない? って。ただそれだけの結論を得るために、これだけの文字を費やすという。
これもまた自分にとっては、自分を許すために必要なプロセスでした。
おつきあいくださってどうもありがとう!