さて。日々やることがてんこもりの忙しい現代に生きるみなさん。
やることを色々と計画してみたけれど、計画通りにできないということはありませんか。ありますよね!?
たとえば。
早朝マラソンをはじめようと計画したが、朝になったら眠い、寒い、疲れた。で、起きたくない。
はたまた。
ダイエットしようと決意したのに、ケーキを食べてしまう。
あるあるあるある。
タスク管理における「別人問題」という問題提起
計画した自分と実行するときの自分では、まるで別人のように考えが食い違うわけです。
これを心理学ジャーナリストでタスク管理に関する数々の著書をものしている佐々木正悟氏は「別人問題」と名付けています。
そして、本を読めばいろいろな対処法が載っているわけですが。
実行できないときの心の動き
計画したことが実行できないときの自分の心を考察してみると。
基本的には「なんでできないんだ。だめなやつ」と思っているなあということに気づきました。
そうやって、ダメだしだけをする。しょぼーんとする。
そして、とりあえず「明日はがんばろう」とか思う。
だが、思うだけ。
で、またできずに「だめなやつ」と思ってからの〜がんばろう!にいたるエンドレススパイラル。
できないのは自分だけじゃないという発見
以前は、そういう「できない子」なのは自分だけみたいな気がしていて。けれど、「できる子」になりたくて本を読んだり、セミナーで学んだりしているうちに、
どうやら、自分だけではないらしい、とわかった。
そして、そのためにはこうしたらいいよっていうのも、たくさん本に書いてあった。
ようするに、みんな同じようなことで困っていたんだ。
でも、そんなにたくさん本がでるくらいのことだというならば、つまり解決策には決定打がないんじゃないの。
いや、解決策はあるのだけれど、わかっていてもできないんだよ…という問題。
別人問題を本当に「別人」問題として捉えてみたら?
計画を実行する段階になってやる気がしない。その時点の自分はもはや、計画を立てたときの自分ではない。
それなら、いっそのこと本当に「別人」だと思って、他の人に仕事をやってもらうのと同じような意識でのぞんでみたらどうだろうかという提案。
たとえば部下に仕事を依頼するとき。
ちゃんとやってもらうためには「どういう理由でいつまでに何をやることが必要なのか?」など、きちんと説明して理解してもらったほうがいいだろう。
また、頼むタイミングや、言い方、ほかにどんな仕事を抱えているのか、体調はどうなのか、などなど。相手の事情に考慮したほうが、より高いアウトプットが得られる可能性も高まるはず。
そう考えていくと、計画担当のわたしは、実行担当のわたしにとって最悪な上司だったと思う。
「は? やりたくないだと? ふざけるな」
「お前の気分などは関係ない。とにかくやれ、いますぐやれ、つべこいうな」
「俺がやれといったらやれ」
こんな具合…。
うわあ。
こりゃボイコットされるわけだよ。
やりたいことだったはずなのに、計画して実行する段になると急にやりたくなくなるのはなぜか、今までずっと不思議だったのだけど、いま謎が解けた気がする。
こっそり脳内で自分にやさしくしてみるテスト
そういう、ドエスな脳内俺様にはお引き取りいただいて、そのかわりにこんな風に自分に言ってみてはどうだろう。
「お疲れのところ申し訳ないのですが、10分だけでもとりあえずブログを執筆していただくわけにはいかないでしょうか。」
「あ。よかったら珈琲でもお淹れいたしましょうか?」
そう? それならちょっとだけやってみようかな…。っていう気になるような、そんな気がする。
そんな大作家の先生に機嫌をとるみたいに扱ってほしいだなんて、他の人に要求するのは大いにはばかられるとしても、
脳内でひとりでやっている分には、誰にも迷惑をかけていないし、かまわないだろう。
たしかに、ちょっと痛い人かもしれないけれど、別にそれを誰に見せるわけではない。
むしろ、まわりからは作業などがてきぱきと気分よく進められる人になっているようにしか見えないはず(笑。
というわけで、これは、軽く妄想癖がある自分にとっては、非常に実行しやすく効果がありそうなハックだなあと思っているところ。
で、自分的には「いいこと思いついたなあ」と軽く浮かれ気分。他の人の役に立つかは知らないけども(笑。
もし万が一かりそめに、いいなと思う人がいたらやってみて結果を教えてください。
ではではっ!