大人になると好きなことに素直に取り組めなくなるなあと思う今日この頃

昨日、たまたま昔のイラストをひっぱりだしてきて見た。たいして進歩してないことを目の当たりにして、ちょっとがっかり。

(参照:バレンタインの独り言。初音ミクとか跡部景吾とかボカロ音楽とか

しかし、年をとっただけで自動的に何かができるようになったり、うまくなったりする、なんてことはあるはずもないので。

経てきた年月の間に「何を」「どれだけ」やってきたか。それだけが問題なのだ。

たいして上手くなることをしてないなら、変わってなくてもしかたがない。

昔はもっと希望を持っていたのになあとか…

中学生の時には、あこがれのマンガ家が16歳でデビューしたと知り、あと数年以内に彼女がデビューしたときの画力の水準まで追いつけるだろうか?とか考えていたモノだったけれど、

そのあと、いったいわたしは何をしてたんだろ?

たいして何もしてないんだ。だからこうなんだ。

日本には絵が上手い人が死ぬほどたくさんいる。pixivとかみてるとホントにへこむ。

たまにイラストの仕事をしたりすることがあるけれど、別に自分じゃなくてもいいだろうし、何の意味があるんだろうかとかも思う。

でも、だからといってやめられないし、やめたくない。

過ぎたことはしかたない。

過ぎた時間は戻らないのだから。

問題はこれからどうするのかということだけだ。

どんなに年をとっても、いつでも問題はそこだけだ。

いまできること、これからできることをやるしかないのだから、いろんな人と比べて落ち込んでるだけではしかたがない。

しかし、落ち込むからといって「人と比べない」で、はたしていいのかという迷いも同時にわいてくる。

職業にしようとしたり、マネタイズしようとしたら、人と比べることが必要な場面もでてくるはずだから。

しかし、実際そういうことを考えること自体、正直あまり好きではなかったりしてた。大人としては失格かもしれない。多分そうだろう。

だから、まわりを見回して、大人のふりをして、世間一般の大人がするようなことに自分をあわせようとしてきた。

けれど、やっぱり「ふり」だけしてもどうにもならん!というところに来てしまった。

しょうがないから、「そういうのを考えるのが好きじゃない」という現状を認識するところからはじめる。

結局もう、やめるという選択肢は自分にはないのだと思う。

やってみてどうなるのかは、やってから考えることにする。

まずは、もうちょっと、どうにかなる水準までスキルアップすることにしたい。

というわけで、絵の練習をするよ。

こどもの時に、絵の上達が早かった気がするのは、ものすごい勢いで絵を描いていたからだと思う。

あと、好きなマンガ家など、人の絵を真似して描いていた。

ある程度うまくなったあとは、あまり人の絵を真似しなくなった。

自分なりに描くようになったのはいいのだけれど、結局描きやすいものばかり描くので、

たとえばマンガを描こうと思ったときなどに、描けないものがたくさんありすぎて破綻した。

そして、破綻しても放置して今に至る。

そこであらためて、初心にかえって、人の絵をもっと真似するようにする。

今日の課題:アニメ塗り

というわけで以前から、うまくアニメ塗り出来るようになりたいと思っていたので練習。

昨日のブログにも書いたけれど、たまたま見かけたダースのページで、昔好きだった人(=跡部)がいたので。彼を題材にすることにした。

http://www.morinaga.co.jp/dars/tenipuri/

アニメ塗りは、陰を青、ハイライトを赤で指定すると聞いたので、まねてみる
atobe_scan

これはコピー用紙に鉛筆でかいた。

けっこう時間かかった、と思う。

このスピードだとアニメータにはとうていなれそうもない。うっ。

いやいや。最初からプロと比べるとか、へこむことをするのはやめよう。

最初は遅くてもしかたないと自分をなぐさめる。

atobe_pen

スキャンしたあと、主線だけ、パソコンできっちりペン入れする。

いつもペン入れすると顔が変わるんだよね。

ペンいれたあとでも見栄えするように、ペン入れの技術もあげないとなー。

これはアニメ塗りなので、あまり抑揚とかはいらないはずだけど。

そうなると、いっそうほんの少しの造形のずれなどが目立つ。

目が!目が!! なんか違う!!

まあ、しかたない。次に行く。

atobe_color0

色をつけて少し見られるようになった。気がする。

あとから色調整しようというつもりでちょっと適当な色。

色の選び方難しいなと思う。元の絵からピッカーでとればよかったかな?

atobe_color(完成画像はクリックで拡大)

色を調整したり、ちょっと加工して完成。

なんかそれほど厳密に模写しなかったからというのもあるけれど、元の顔と全然ちがうなあ…。ふうむ。

感想

アニメ塗り楽しかった…。

次は、顔だけじゃなくて全身とか、苦手なものも描いてみようと思う。

まあ、ごちゃごちゃ考えている間にも時間はたっていくので、うだうだしてるくらいなら手を動かした方がいいよね。