僕はヒーローにはなれなかった

あっ、だめだ! 出かけてたらまたブログ更新が遅くなったよ。

連続更新って、大変だ。

ともあれ。今日もまた新しい思い込みを発見しました。

頑張らないと死ぬ病

わたしね。なんでも、「全力でやらないといけない」と思ってたのね。なんでだろうね。

それは、マンガの主人公がみんな死ぬほど頑張ってるからかな?(とくに少年マンガ系)

まあ、「常に全力を尽くす」というのは良いことに聞こえるじゃないですか。なので、今までそこにはあまり疑問を持った事がなかったんですよ。

でも、ふと問題に気がついた。

「全力ださないといけない」と思ってるから、「全力でできなかった」ときに「だからだめだ」と自己否定に走ってしまうんだよ。

でも、全力疾走でフルマラソンは走れないよ。

いや、マラソン選手は、わたしの短距離全力疾走より早いタイムで42.195kmを走ってると思うけどさ。

その人それぞれのペースがあるのだから、マラソンをするなら、全行程を走りきれるようペース配分をして走らないとだめなわけじゃないですか。

がんばり度の基準がおかしいんだ

ごくたまに〆切前に死ぬ思いで徹夜して、ひいひい言いながらやったりすると「やったぜ!」って思うんだけども。

それ以外は、なんか日々「あー、今日もぬるかったなー」とか思ってしまってた。でも、それはちょっと違うね?

そんなの毎日続けられないし、無理に続けると早死にするじゃん。それでもいいって言うなら別だけど。

わたしなんかは、毎回〆切後には「もう二度とこんなことはするまい」と、深く心に誓ったりしてたのに。

頑張り度合の基準を〆切直前の全力疾走に置いてしまっていたから、それ以外の日々が「がんばってないなー」という評価になっていた。

必然的に自己否定を生み出す価値観

「死ぬほどがんばらないと自分を認めない」「限界まで追い込まないと許さない」みたいな価値観があった。

そうすると、人生の大部分の時間を「ああ、だめだ」と思って過ごさざるをえない。

どんなドSか。

そもそも、そんな火事場の馬鹿力を基準にしてはいけなかったんじゃないか。そう。

毎日ジョギングするかのごとく、できる範囲で軽く走ることを続けるんだ。そうすれば、いつしか長距離でも早いペースで走れるようになる。

はず。

まあ、マンガの主人公はつねに、全力で限界を突破していくんだけどね。

かっこいいわ。

だけど、僕はヒーローになれなくてもよかったのかもしれない。