先日久しぶりにブログを更新して感じたことは、ブログに自分の考えを書くと頭の中が思いの外すっきりするということだった。
ブログ記事を書くのに3時間くらいかかったので、ポストした直後には、時間を使いすぎたなあと思ったのだけれど。
悩みや心のもやもやを、脳内で何度も反芻しながら日々を過ごすよりは、まとめて思考することでその都度ケリをつけて着実に前に進めるなら、実はそちらの方が時間効率も良いのかもしれないと思い直したりした。
思考をまとめるためのブログ術
で、表題の頭の中を整理するための書き方について。
ポイントは3つとしてみた。
- 思いついたことを自由に書くが、最終的に一記事で言いたいことはひとつに絞る。
- 一通り書いたら推敲する。「言いたいこと」に関係のないことは省く(別途使えそうなら保存しておくのでも良い)
- 何度も読み直し、自分でしっくりくるか、説得力があるかを客観的に見て直す。できれば広く読者に対しても説得力を持つと良い。
無意識との対話と意思統一のために
人は新しい考えを取り入れようとしても、これまでの習慣に流されたりしてなかなか変われないことがある。
最近読んだ本によれば、表層意識だけで「こうしよう」と思っても、無意識や潜在意識がそれを受け入れていなければ、そちらの力の方が圧倒的に強いからだそうだ。
結局、人間は本能や経験に根ざした無意識に支配されていて、それに逆らうことは容易ではない。
自分が「こうしたい」と思うことは、「無意識」や「潜在意識」レベルと「顕在意識」レベルで意思統一がなされていないと「こうしようと思うけどできない」という結果になりがちだ。
また、自分がふだん無意識に何を考えているのかを認識することはなかなか難しいとも思う。
それでも、心のままに文章を書き連ねることで、時折その片鱗が浮かび上がってくる。その断片をすくい上げて文章という形を与え、より深く言及していく。
自分の考えを明確に文章にすることによって、無意識レベルの思考を顕在意識レベルにあげる。そして文章として一定の筋道と結論を与える。それは、自分の中にある「無意識」や「潜在意識」と「顕在意識」の間の意思統一を行う助けになると思う。
そんなことを意識してやっていけば、しだいに自分の中で、ある程度統制のとれた意識状態が保たれ、「やりたいけれど、やる気がなくなる」「こうしなくてはと思うができない」などといった、自分自身の内面的な葛藤が減っていくのではないだろうか。
所感
というわけで、ブログ更新の意義を新たに見出したわけではあるが。
そうは言っても、毎日3時間をブログ執筆には費やせないので、もっと短時間で思考をまとめられるようにしたい。
どうしたらそうなれるか。やはり訓練か。つまりブログ更新頻度をもっと上げなくてはなーといつも思っているような結論を得るわけである。何このデジャブ感(笑。
ま、ようするに。日々ブログを書いて、自分の頭の中を整理していけば、ぐちゃぐちゃ悩んだり、思い通りに自分が動かないみたいなことがちょっと減っていったりするんじゃないの? と思ったよという話。