何のためにブログを書くのかについて、最近うだうだと考えてきて、もしかしてずっと読んでくれた人は「何を同じような事をずっと言っているのか」と思われたかもしれません。
これは、何のためにしていたかというと、これからやっていこうとすることにむけて、自分が陥りがちな思考回路のうち、「そっちは違うよ」というものをあらかじめ塞ぐという行いでした。
しつこいほどに、なんでそっちが違うのか熱く語っていたのは、そうでもしないと、そっちに落ちていきそうになるから。
このブログ全般として、「自分はこう思って、これからこうするよ」という宣言なので、だれかに「こうしろ」とか他人の人生に口を出す意図はありません。
前置きはそのくらいにして。
ブログを毎日更新する事で発見したこと
ここ数日、「ブログ連続更新」をうたって何日か書いてきました。
記事を書く前に「あらかじめこんなことを書こう」と決めないで、そのとき頭に浮かんだ事を書いてみるという自由連想法的な書き方をしてきたのですが。
「自分て、こんなことを考えていたのか」
という、知らなかった自分をいくつも発見しました。
「自分が何をやりたいのかわからない」みたいな自分探しをしている人をよく見かけます。
世間の常識や親の期待、会社の要求、そうしたものに自分をあわせることに汲々として、自分自身の考えをないがしろにしてきてはいないでしょうか。
そのフラストレーションに耐えかねて、「自分の好きな事がやりたい!」と思い、「でも、何がやりたいのかわからない!」というジレンマ。
セルフセラピー的ブログのすすめ
「何がしたいかわからないけど、とりあえずわらにもすがる思いでブログをやってみたい」
そういう人は、まずはセルフセラピー的な意味合いで、思った事を自由に書いてみるというのはどうでしょうか。
わたし自身は、それによって大いに自分自身への理解が深まったし、過去のトラウマも少し整理できました。これからも、そういう投稿はしていこうかなと思います。
セルフセラピー的ブログの書き方
まずは、何も意図せず、思うままに書いてみる。
そうしたら、それを何度も読み返してみる。
何度も読んで、自分の考え方の癖や、論理の飛躍、決めつけや思い込み、何を恐れているのか、何に怒っているのか、何が悲しいのか、いろいろと感じてほしい。
たとえ、親や周りの人が自分を理解してくれないとしても、まずはちゃんと自分をしっかり見る。自分だけは自分をちゃんと見る。
そこからすべては始まるのかなと思いました。
その上で、客観的に見て、あまりに支離滅裂だったり、よくわからないところは、場合によってはボツにしたり、修正したり、人が見たときに理解できるように整えてみる。
SNSをやっている人は、ブログを書いたら、SNSでもお知らせをしてみるとよいです。
友だちから共感するコメントをもらえたり、思いもよらない助言をもらえたりすることもあります。
セルフセラピーの効用
結局、ひとの幸せは人間関係が大きな要素になっています。よい人間関係を築くには、自分のことを伝える力、相手の事を理解する力が必要ですよね。
言いたい事がうまく言えない、というような経験を持っている人も多くいると思います。
ブログを使って、ふだんから「今、そのとき自分が何を思って、どう考えたか」を言語化する訓練をする。
そして、それを推敲し、他人に理解できるものに仕上げていく。これは、「言いたい事をうまくいえるようになる」トレーニングとしてもとてもよいと思いました。
自分自身への理解を深められるばかりでなく、自分の考えを観察して文章にまとめていくことで、自己を客観視でき、他の人の考えを理解しようとする際にも大いに助けになります。
それから……
セルフセラピーをして、ある程度自分を理解し、これから生きていくための土台を整えたら、次の段階にすすみます(わたしは今ここ)。
リアルタイムで、自分が生きていくためのノウハウを進化させつつ、実行して生きていくのは面白いです。