これから出かける予定なのでさくっとブログを書いてしまいたい。
というのが今まさに頭に浮かんできた想念なのだが、そんなことを書くと、「読者にとってはそんな情報はどうでもいい」と脳内の検閲者がわめきだす。
うん。常に読者のことを考えてブログを書くのは立派だと思うし、常にそうできればいいなとは思っているよ。そうするべきことになんの異論もない。
ただ、あんまりいろんなルールを自分に課していくと、だんだんブログが書けなくなってしまうんだよね。
これからメインで活動していきたい分野であるはずの、マンガ執筆においては、すでにその領域に入ってしまって、全然進まない。これはまずいなと思っている今日この頃。
すなわち、「こうあるべき」「こうしたほうがいい」というルールにがんじがらめになって、執筆スピードが落ちる。落ちるのみならずストップする。これを本末転倒と言わずしてなんというべきか。
それくらいならば、むしろ行動を止めるルールなどないほうがまだましである。
ルールは、「よりよくする」ためにあるのであって、そもそもよくするべき対象がなければ何も機能しない。「よいもの」以外は作ってはいけないと、排斥するためにあるのではないはずだ。
何かのルールや価値観が、その目的自体を達成するために大きな障害になっている場合には、たとえルールがどんなに正しくても、とりあえずいったん横に置いておいてもいいのではないか。
別に永遠に無視するとはいっていない。言ってないんだよ。
そこへ至る道のりを、なんとか超えていくために一時的にプライオリティを下げるだけだ。
そういうわけで。
今、わたしは「読者のために」を封印する。
それは。苦もなく定期更新できるようになってから、ゆっくり考える。
「自分のためにやるんならいいんじゃない?」みたいに揶揄するのもやめてほしい。それが目的ではない。不本意だ。
自分のためだけにやるつもりではない。けれど、「他人のため」だけでやろうとしても自分が壊れていって結局持続できない。
詭弁だろうか。
それでもいい。
とにかく。
続けよう。
話はそれからだ。