ダメな自分も自分として愛でようとしてみて、はじめて気づけたこと

さて、先日。

自分のなかのネガティブな感情を、擬人化して対話してみるような気持ちで丁寧にとりあつかってみたらどうだろう、ということを思いついたので

(参照:自分のネガティブサイドすら愛せるようになるための一つの奇妙なこころみ

ネガティブな感情にも名前をつけてみたり、
無力で何もできないいじけやすい側面にも名前をつけてみたりして

それらを、ひとつの人格のように眺めてみた。

ブログ投稿後の心境

その、ブログエントリを投稿すると、直後とつぜん「なんか馬鹿なことを思いついて、ブログに書いてしまったかなあ」「頭がおかしい人だと思われるのではないだろうか」のような考えが頭にうかんできて

えもいわれぬ恐怖を覚えた。

まだ、ブログをちゃんとやって1ヶ月くらいで、読者はたぶん知り合いしかいないのだけれど、しかし、いずれはもっとたくさんの読者に読んでもらえるようなブログになったらいいなというような夢もありつつ

自分が書いたものが人に見られてるというのは、じつはけっこう緊張するんだよなあと感じるのは自意識過剰だろうか?

ブログへの思い入れ

自分がブログに思うことは「あたりさわりのないこと」「どこかで読んだようなこと」ばかりのブログには、あまり価値を感じないということ。

たとえつたなくてもいい。ブロガー自身が自分の人生において、真剣に向き合っていることや体験したことや考えたことを聞きたい。

なので、自分のブログもかくあれぞかし、と思い。

基本、そのような、むき出しの自分をさらけ出しているつもりではあるので。

そんなものを、もしかして拒絶されるかもしれないと想像したり、あるいは曲解されたり、あるいは攻撃されたりなどしてしまったらと思うと。相当怖い。

ブログってけっこう怖いものなんだ、と思う。

だから、最初は、すこし強くなるまでは、自分に好意的な友達ばかりが読者ということで、安心できるし、それはすごくありがたい環境でとてもよいことかもしれない。

ただ、だんだんそういう恐怖心を乗り越え、友達以外にも見てもらえるような。自分の表現ができていけばいいな、とも思っている。

そんな中。

さっそく実践

とてつもない恐怖心について、自分の中の小さく、か弱い少女がおびえているというような設定(笑)で、その子が怖がって胸が苦しくなっている感覚とか、目をつぶってベッドに丸くなりたいような感覚などをともに味わいながら

大丈夫だよ。と

根拠などはとくになかったけれど。

とにかく大丈夫。とやさしく声をかけて。

そうしたら、いつもよりも少し早い段階において、辛い気持ちが去って平静になれた気がする。

そのあと、友達がブログを読んでおもしろかったというような好意的なコメントもくれたりしたので、そのことによってもとても癒やされたり。

その後に初めて生まれた感覚

そんな経過を経て、そのあともいろいろ考えるにつけ(エントリが長くなりすぎるので、その「いろいろ」は別途)、初めて生まれてきた感覚にとまどった。

今まで、「ダメだと思う自分」「出来てない自分」「ネガティブな自分」を、「許せない」「大嫌い」と思っていたのだけれど

実はそうじゃなくて、本当はけっこう、こいつら好きだったんじゃないの!ということに気づいて驚いた。

なんということでしょう。なんか、「好きだ」と思ったら、ちょっと涙が出てくるくらいの感じにいま一人で陥ってるのだけれども。

今まで意地悪してごめん…。

って、どんなツンデレだよ。

まあ。いまはじめてデレたんだけど。(笑

責任の、耐えられない希薄さ

今まで、「ついだめなことやっちゃうんだよなあ」「いつもはこうじゃないんですよ」とか、あたかも「そんなの本当の自分じゃ無い」と否定してきたように思う。

しかし、それは卑怯だった。自己否定というのは、ある意味、やったことの責任を回避する働きもあるんだと思った。そのことにいま気がついた。

自分のやったことに対して、「うそだ。こんなはずじゃない」と目を背ける、こういう態度というのは、なんだろう。責任感の希薄さ? こっちのほうがよほど恐ろしいものだった。

むしろ、そういう、より大きな恐怖から逃れたくて、「こんな自分は認めない」と言い張っていたのだろうか。

だが、なんのことはない。ぜんぶ好きでやってきたことばっかりじゃないのと。思った。

表面では、こんなの許せない、大嫌い、変えたいといって、陰では大好きで、必死でしがみついていることに気づいてすらいない。それでは変われるわけがないよ。

と、そんなことを思っていたら、今日こんな動画を見つけた

悩んでるのってくだらないよね by GACKT

http://www.youtube.com/watch?v=rODFwI8ZtWc

何故人は悩みたがるのか

それが一番くだらない

とGACKTは言う。

だめな自分が大好きなんて、痛々しいよね。

それで、結局そのあとどうするのかっていうのは、また別のお話!