世の中には、「願い事を紙に書いているだけで叶う」といっている人がいて。
一方で、「紙に書かないと忘れちゃうような夢は、本当の夢じゃないから別に書かなくてもいい」という人もいて。
まあ、ぶっちゃけ叶えばどっちでもいいんだけどさあ。
実際わたしには、長年叶えたいなあと思うことがあって。それらを紙に書いたり書かなかったりはしてきたわけだけれど、残念ながらまだ叶う気配はない。
そして、このままだと一生叶わない気もするので、やはりそれではちょっといやだなあと思っている。
夢が叶わないのは、その夢に近づく行動をしていないからだろうね
野球選手になりたかったら、まず野球をやるしかないだろうと思う。
「紙に書くだけで叶う」といっても、書いただけで野球をしなかったらやっぱりだめじゃない? だよね?
結婚したいといいつつ、家にひきこもって寝てばかりいたら多分結婚できないと思うしさ。
寝ているだけで、王子がいばらの道を踏み分けて迎えにきてくれる眠り姫のようなレアケースをのぞけばね。
無意識に行動しない人は意識的に行動するしかない
「書いただけで〜」と言っている人は、無意識にでも、その夢が叶う行動をとっていたってことなんだと思うんだよね。たしかに願った方が叶いやすくはなるかもしれないけれども。
わたしなどは自己評価が低くて「自分ごときが就職とか絶対できるわけない!」などと固く信じていたけど、
それでもなぜかできたのは、つまり、その物事を達成するために必要な要件を満たしてさえいれば、
たとえ「どうせだめだろう」と逆のことを思いながらやったとしても、叶ったりするわけですよ。
ようするに「願ったかどうか」が重要なのではなくて、
「願いが叶うための行動を実際にどのくらい、何をしたか」というところが重要なのじゃないの、
と今更思ったわけで。
結論としては、「書いただけで」あるいは「書かなくても」無意識に行動してしまう、ということが今までおこらなかったならば、これは意識して行動するしかない。
夢を叶えるための行動における三段階
そうして、自分では夢にむかって行動しはじめたつもりだったんだけれど、なかなか前に進めないということになって。
ふと、夢を叶えるための行動にはいろいろ段階があるんだなあと気づいた。
<1>準備
まずは、必要な行動をするための基礎として、道具をそろえるとか、健康状態を整えるとかの準備的な行動の段階。
たとえば、特に苦労しなくても元気はつらつな人はこの段階を意識してなかったりする。
あるいは、身体機能を高めるためなどに多大な投資をする。
だが、わたしのように体力というリソースが少ない人間がそれを真似しようとすると、それ自体にエネルギーを使い果たしてしまうという本末転倒が起こってしまうのだった。
というわけで、とりあえず自分のエネルギーレベルを鑑み、体力レベルがあわない人の体力向上プログラムについては、ゆるめに取り入れることにして、なんとかこの段階で電池切れになるという罠から抜け出すことにした。
<2>訓練
それから、次に訓練という行動が必要になる。これは、やりたいことに応じて、必要な資格をとるとか、試合に出るなら練習するとかそういうことだけど。
<3>実践
そのあと、やっと実践というか、夢を叶えると言う段階。
この最後の段階までやり通さないと、夢は叶わないんだよ。準備とか訓練ばっかりずっとやってるだけじゃだめなの!
で、考えてみればね。「学生」というのは、ずっと「訓練」している身分なのよ!!
しかし、わたしたちはあまりにも長いあいだ学生をやってきて、それ以外の自分のありようをあまり学んでこなかった気がするのですよ。
つまり、「実践」ってなんなのかよくわかってないわけですね。
もしかして、わたしだけ?
でも。会社に入っても、大企業だったら、まだ延々と「訓練」的なことが続いたりするし、そうでなくてもまじめな人は一生懸命自主的にいろんな本を読んだりして勉強するじゃない?
もちろん、社会人のごく一部しか月に一冊も本を読まないらしいから、読書をして学ぼうという人はそれだけで、しない人よりは偉いのかもしれないけれども。
だが。結局、ずーっと「〜〜のやり方」とかの「お勉強」を続けてるだけで終わっては、所詮そこまでなのだよ。
これは、学生時代、お勉強ができて優等生だった人こそが、むしろ陥りやすい罠なのかもしれないと思うのだがいかに。
「練習」しなきゃ「試合」で勝てないけれども、「試合」にでなきゃ、やっぱり試合に勝てないよなあ。ねえ?
そして、わたしにはいったいいつ本番がくるのか? いつ実践をするのか? と自らに問いかけている。(←今ココ)
所感
まあ、そんなわけで。とりあえず、ぼろ負けしようが。
たまには試合に出てみてもいいんじゃないのかと思ったわけですよー。はい。
準備と訓練は実践のためにあるわけなので。訓練だけで一生を終わりたくないよ!!
つまり。プログラム開発だけでなく、人生においても、アジャイルに細かくサイクルをまわして行くのが、自らの夢を叶えるコツなのではと思ったりはしたわけです。
アジャイルとは
アジャイルとは、ソフトウェアの開発において、より素早い開発を重視する方法の総称である。
アジャイルの特徴には、利用者の要求を随時取り入れる、実際に動作するプログラムをこれまでよりも短いサイクルでリリースする、日々試験をし結果をフィードバックする、チームの連携を重視する、計画よりも具体的な実践を重視する、持続的・継続的な保守を前提とする、などがある。アジャイルの考え方は、特に変化の激しいWeb系、オープンソース系の開発で重視されている。(IT用語辞典より)