なりたい自分になるために潜在意識を擬人化してみたらヤバかった

やりたいことがあるといいながら、なかなか着手できなかったり。お金持ちになりたいと思いながら、行動できずに収入が増えなかったり。はたまた、ダイエットしたいといいながら、ついついおやつがやめられなかったり。

そんな風に、なかなか思い通りに変われないのは、「潜在意識」の「現状維持機能」のせいらしい。

「潜在意識」の「現状維持機能」とは

原始時代の人類にとって、現状から出て新しいことにトライするのには死の危険がともない、生きながらえるためには、現状を維持するほうが得策だった。

恒温動物である人間には体温を36〜37度に保とうとする恒常性維持機能(ホメオスタシス)があるが、「現状に戻そうとする」脳の働きは、体温、体重などの身体的な範囲にとどまらず、社会的な範囲にも及ぶというのである。

貧乏人が宝くじに当たっても、大金を持っている状態に居心地が悪くて、すぐに元に戻ってしまうことなども「現状維持機能」の一環らしい。

維持される「現状」とは

ここでポイントになるのが、何が「現状」として維持されるかというところである。

それが「セルフイメージ」。自分で「これが自分だ」と思っている自分像だ。

「わたしは、成績が中位だ」と思っている人が、まれに100点をとってしまうと、次のテストでは自然に「自分ならこのくらいだろう」と思う水準に合わせてしまう。それどころか、前回の快挙を打ち消すべく、逆に悪くなったりもする。

こうしたことを、無意識に起こす。

年収1億円の投資家というセルフイメージを持っていれば、それにふさわしい情報が目に入るが、年収300万円というセルフイメージの人には、その情報は見えない。

日頃どれだけ「お金持ちになりたい」と思っていても、年収300万円の自己イメージしかないならば、その年収イメージにそぐわないものは、一切合切無意識にシャットアウトされてしまうらしい。なんたる!

人はセルフイメージ通りの人間になる

結局、「自分は太っている」と思っているから太っているのであり、「自分は貧乏だ」と思っているから貧乏なのであり、「自分は勉強が苦手だ」と思っているから成績が悪いのだという。

潜在意識は、セルフイメージ通りになるように全力でがんばるから、「太っている」というセルフイメージのままで、どれだけダイエットしようと顕在意識で思っても、勝ち目は薄い。

それならば、どうしたらいいか。

「セルフイメージ」を、自分のなりたい姿に変えればいい。

やせてすらっとした自分を「これがわたしだ」とセルフイメージとして潜在意識に刻みこむ。すると、現在の「太った姿」は「自分らしくない」から、潜在意識は全力で「自分らしさ」を取り戻すべく奮闘する。

らしい。

というようなことを、動画でわかりやすく説明しているお気に入りのシリーズの第一弾

1.潜在意識の現状維持機能(ゲンさん)とは? あなたが、お金持ちじゃない理由 幸せじゃない理由

現状維持機能を「ゲンさん」と擬人化して説明しているのが、わかりやすくて面白かった。

潜在意識を味方につけるには?

大部分の人は「現状」=「自分」と思っているから、そこから変わろうとしても、「現状維持機能(ゲンさん)」がむりやり引き止める。ゲンさんが、なりたい自分になるのを邪魔する強力な敵になっている。

それは、自らが「なりたい自分にはなれない」「無理だ」「ふさわしくない」などと思っているから、ゲンさんはその思いに応えているにすぎない。

逆に、ゲンさんを味方につけるには、たんに「なりたい姿」=「自分」と、心から思い込めばいい。

そうすれば、その「セルフイメージ」にふさわしい自分になるように、潜在意識が、勝手にがんばってくれる。

ということは、この「潜在意識」は、もし自分で「わたしは美人だ」とか「お金持ちだ」という風に信じたら、思った通りにしてくれるということになる? のだよね?

ん?

あれ? そうしたら、これやばくない?

そもそも「潜在意識の現状維持機能」は、わたしが死なないように一生懸命守ってくれようとするものなわけで。その上、わたしが決めたイメージどおりに、忠実に現実を作ろうとしてくれるなんて。そんなはたらきが自分の中にあるなんて。

それが本当なら、まるで「お姫さま」じゃない?

えっ! そうだったの?

潜在意識と顕在意識を意識を擬人化したらこうなった

「ゲンさん」という名前だと、自分的にはいまひとつ気分が乗らなかったので、「顕在意識」と「潜在意識」が手を取り合って協力していくイメージで「潜(せん)」と「顕(けん)」という兄弟だったらいいじゃないかと、ふと思いついた。

さらに、潜在意識の奥に「超意識」というのもあるらしいと聞いて、それなら「超(長兄)」「潜(次兄)」「顕(末弟)」の三兄弟だったら、楽しいかもと妄想が膨らんだ。

しかし、「超」を「ちょう」と読むと、ちょっと外国人みたいな響きになると思い、名前辞典を検索して「とおる」という読みを見つけた。いいね。採用しよう。

あわせて弟も「潜(ひそか)」「顕(あきら)」としてみた。

わー。かわいいー。

気分もりあがるー。

というわけで、脳内のイメージ ↓

潜在意識の働きって、擬人化すると ↑ こういうことでしょ?

なんだこれ。

サイコーかな!?

顕在意識って要するにふだんの自分の考えってことかもしれないけど、こっちは自分でコントロールできる範囲だろうから、こういうキャラ設定で行きたい。

うん。あきら。ついて行くよ。

長兄の「超(とおる)」のビジュアルはラフすぎたので、またいつか機会があったら載せますよ。

そんなわけで、これからのわたしは、「潜」に立派な姫として認識されるように、「これがわたし」というセルフイメージを作り上げようと思います(爆。

ああ、楽しいな。